女性の薄毛の種類
女性の抜け毛・薄毛は男性とは違う理由によって起こるものが多いです。男性よりもケアが必要ないので甘くみられがちですが、兆候が見られたら早めに対処しましょう。
▼ びまん性脱毛症
特定部分が薄くなるのではなく、全体的に髪の毛が抜けて薄毛になります。特に髪の分け目の頭皮が見えやすくなり、生え際には危険はせまっていない場合が多いです。
老化やストレス、無理なダイエットや過度のヘアケアなどがおもな原因であり、中年以降の女性に多い脱毛症だといわれています。
食習慣やストレスのかからない生活を心がけることで、ある程度回復の見込みがあります。
▼ 分娩後脱毛症
出産後の一時的な脱毛症です。特に育毛のための対策をとらなくても、産後半年ほどの授乳を終えるときまでに自然に回復することが多いようです。
原因は、妊娠後期に成長期の毛髪の割合が増えることで、それが出産後に休止期に入ったときにしばらく抜け毛が多くなるキッカケになるためです。
見た目に明らかに脱毛がひどいという状態ではないので、気づかない人も多いかもしれません。
▼ 牽引性脱毛症
むかし流行ったポニーテールや束髪など、髪の毛を持続的に引っ張った状態にすることで起こる脱毛症です。無理な引っ張り方をすると抜け毛の原因になるようです。
無理に引っ張ったような髪型を長期間続けると、脱毛症がなかなかなおりにくい、あるいはなおらない場合もあるようですが、多くの場合は髪型を変えることで改善するとのことです。