生活習慣の改善と育毛
髪の毛の成長には、毛細血管を通じた栄養素の補給が必要です。血行を良くして、髪に十分な栄養が行きわたるようにすることが、育毛の大切なポイントです。
実際、頭皮に何かを塗ることよりも、生活習慣を整えることが大事な場合が多いようです。シャンプーの仕方を改善することも重要ですが、やはり長期間にわたって影響をおよぼす生活習慣の改善は最重要といえるでしょう。
さて、生活習慣といえば、まずは食生活です。髪の成長にかかわる栄養素であるビタミン・ミネラル・タンパク質を、3回の食事でしっかり摂るようにしましょう。
個人的には、特にビタミンC・Eと良質なタンパク質を含む、大豆食品や緑黄色野菜、玄米などを中心に食事を組み立てるといいと思います。独断と偏見が多分に混じっていますが、玄米は最強の栄養食だと思います。
食事全般に関していえば、食べすぎ・飲みすぎ、インスタント食品やお菓子などの添加物がわんさか入っているようなものを避けること、偏食をやめることを徹底しましょう。
また、食べ物ではないですが、タバコは厳禁。毛細血管が収縮して、血液循環をさまたげます。
わたしは中学生のころに観た学習用のビデオで、マウスの末端の血管が見えなくなるくらい細くなっていたのが脳裏に焼きついていますが、喫煙はほんとうに考える必要があるでしょう。
食生活の次は、睡眠とストレスについてです。睡眠は、7時間よりも短くても長くてもよくないといいますが、重要なのは午後10時から午前2時のあいだに眠ることです。
この時間帯は新陳代謝が最も活発です。寝る子は育つというのはここからきているらしいですが、とにかく早く寝ることを心がけましょう。
ストレスは感じすぎるのも感じすぎないのもよくないです。
家族や友達と会ったりよく話したり、音楽やアロマなどで五感を刺激したりリラックスしたりして、髪の毛のことを意識しすぎないようにするのがいいかもしれません。
さらに、有酸素運動をおこなって血液循環を良くする、酸素の吸収効率をあげることも大事です。できれば1日30分以上の有酸素運動をおこないましょう。
継続は力なりです。悪習慣によって起きた薄毛は、生活習慣の改善によってかならず良い方向へ向かうはずです。良くなかった期間が長ければ長いほど大変ですが、地道に努力していきましょう。