わきがの保険適用の注意点

わきがを根本的に治療しようと考えたら、外科手術が必要になります。というのは、本質的なわきがの解決には、脇にあるアポクリン汗腺の除去が必要だからです。

外科手術というのは、その言葉を聞いただけでも高い治療費がかかりそうだとわかります。

手術を受ける第一関門はその費用ですが、これはなるべく安くしたいですよね。しかし、いくら安くなったところで、保険を適用できないとなると、かなり割高になってしまいます。

通常の手術と違って、わきが治療は保険適用について不安な点が指摘されています。ズバリ、保険が適用できないのではないか？という疑問です。

わきがの保険適用が認められるには、いくつか条件があります。

そのひとつは、わきがが客観的に確かであり、職場などで迷惑だと考えられていて、手術が必要であると客観的に認められる場合、というものです。

つまり、他人に「臭くて迷惑だ」と認められていなければならないのです。これはちょっと、精神的に厳しい条件ですね。

職場の同僚にそれがバレていてそれを確認しなければいけない状況、ということは、ニオイがあってもなくてもすでにめちゃくちゃ悲しい状況だと思うのですが・・・まあ、これが必要ということなので。

もうひとつ、術式が「皮下組織剪除法」でなければならないという決まりがあります。

皮下組織剪除法とは、アポクリン汗腺を除去する、根本的なわきが治療のことですね。美容整形外科などでのレーザー治療などではダメ、ということです。

まとめると、客観的にわきがが社会に認められていて、この手術を受けた場合には保険適用の対象となるということです。

ただ、この方法では保険適用による治療費の抑制というメリットがある反面、この範囲内での治療では不十分と感じる人が多く、最近は大学病院でも美容整形をすすめるところもあるということです。

病院での治療と美容整形外科などでの治療、あるいはもっと軽い個人的なニオイ対策など、すべてを考えてから、自分にとって最適な方法を選ぶようにしましょう。