メタボリック・シンドロームの対策
メタボリック・シンドロームの原因は食べすぎだということがわかった。では、内臓脂肪を減らしていくには、メタボリック・シンドロームの対策はどうしたら良いのか?
これは簡単で、生活習慣を変えれば良いのです。いままでの生活習慣によってメタボになったのだから、それを改善すれば良いのですね。具体的には、食習慣と運動習慣の改善をはかることです。
食事に関しては、とりあえず晩酌を軽くする、甘いものを減らす、この2つだけでずいぶん良くなります。いまは誘惑の多い世の中ですが、お酒とお菓子は少しずつ減らしていきましょう。
また、脂(あぶら)の多い食事も減らしましょう。なぜ世のお父様方はあんなにも脂分の高い食事が好きなのかわかりませんが、1ヶ月間にお肉を食べる回数を減らして、それを豆腐や納豆にかえるだけでもいいと思います。
前述したように、基礎代謝が低くなっているし、そもそも現代人は余分にエネルギーをとっているので、多少食事を減らしたところで健康に問題はありません。
食欲のコントロールは難しいですが、急激に減らして次の日はバカ食い、ということを避けるために、少しずつ減らしていくのがいいでしょう。
次に運動習慣ですが、これはやはり有酸素運動が健康促進には欠かせません。いままで運動不足だったという自覚がある場合は、積極的におこなっていきましょう。
毎日30分以上の散歩、あるいはジョギングからスタートしましょう。いきなりそれではキツイという場合は、エレベーターをやめて階段にするなど、自然とできるように工夫しましょう。
有酸素運動のほかに、体勢を維持するときなどに使う筋肉であるインナー・マッスルを鍛える運動もおこないましょう。
基礎代謝が落ちるというのは、体の外側に見える二の腕や太ももの筋肉ではなく、内側の筋肉も大きく関係しています。
このインナー・マッスルを鍛える方法として、ゆっくりな腿上げ、イスに座った姿勢で床から足を浮かす、などの運動が効果があるとされています。オフィスや自宅で、気づいたときにやっていきましょう。
生活習慣の改善は、スグには変えられないかもしれませんが、地道に努力を続けることで必ず効果が現れてきます。焦らずに続けていきましょう。