メタボリック・シンドロームの診断基準
メタボリック・シンドロームは内臓脂肪型肥満と高血圧などがあわさったものだということはすでに説明しましたが、ここでは細かい診断基準を説明します。
(1) 内臓脂肪の蓄積
ウエスト(おへその周り)が男性で85cm以上、女性で90cm以上。これがまず第一基準です。内臓脂肪が蓄積されていることが最も重要な指標とされていて、これに当てはまらなければとりあえずOKです。
この基準に該当する場合は、以下の3つのうち2つ以上当てはまるかどうかを確認しましょう。もし2つ以上当てはまっていたら、メタボリック・シンドロームということになります。
(2) 脂質異常
中性脂肪値150mg/dL以上、HDLコレステロール値40mg/dL未満のいずれかまたは両方。
(3) 高血圧
最高(収縮期)血圧130mmHg以上、最低(拡張期)血圧85mmHg以上のいずれかまたは両方(いわゆる「上」と「下」の値です)。
(4) 高血糖
空腹時血糖値110mg/dL以上。
いわゆる健康診断で、これらの値はきちんとわかるようになっています。日ごろから良くない生活を続けていると引っかかる可能性も高いので、気をつけましょう。