セルライトの原因
セルライトの原因には、血行不良や脂肪細胞の肥大化、老廃物の停滞などがありますが、簡単にいえば血液やリンパ液の流れがわるくなり、脂肪や老廃物がたまっている状態ということになります。
血液やリンパ液の流れがわるくなると、体外に排出すべきものがうまく排出されずに体内に残ります。さらに運動不足や食べ過ぎによって脂肪が増えると、そこに老廃物やらなにやらが絡んでセルライトを形成します。
血行がわるくなる原因として考えられるのは、運動不足や加齢による老化、慢性的なむくみ・冷え性などがあげられます。
むくみや冷え性は、血液やリンパ液が滞ることによって起こるとされていますが、それ自体も血行不良などを悪化させる原因となります。いわゆる悪循環というものです。
セルライトができやすい下半身のお尻や太もも、ふくらはぎ。ここらへんは、心臓から遠いために血行不良が起きやすい場所だといわれています。
最近はインターネットやパソコンの普及により、職場でも自宅でも座っている時間が長くなり、運動不足と血行不良がダブルパンチで進んでいくことも指摘されています。
むかし、飛行機に長く乗り、座りっぱなしによる影響で血栓ができてしまう「エコノミー症候群」という言葉が流行りましたが、いまは社会全体が同じような理由で血行不良の罠に満ちあふれています。
セルライトの醜悪な見た目に驚いてとにかく痩せようと無理なダイエットをするのではなく、根本的な原因としてあげられるこの血行不良の改善をいちばんに考えていくことが、セルライト除去の近道だと思います。