紫外線の種類と影響

紫外線には、UV-AとUV-Bという2つの種類があります。顔シミには特にUV-Bが深く関係していますが、厳密には両方が関係しています。また、UV-Aはしわやたるみなどのスキンケアの問題とも関わってくるので、あわせて説明します。

▼ UV-A

UV-Aはメラノサイトを活性化して日焼けを起こします。ただ、UV-Bと比べてそれほど急激な作用はありません。しかし、徐々にそのダメージが蓄積されていくことで、顔に様々な問題を起こすものです。

UV-Aは波長が長く、雲や窓ガラスも通り抜けます。それにより、UV-Bよりも20〜30倍の量が肌に注がれているといわれています。

UV-Aが真皮にまで達すると、お肌の弾力（ハリ）を保つためのコラーゲンやエラスチンという繊維組織を壊す酵素を増やします。それが、しわやたるみの原因になります。

晴れた日だけではなく、曇りの日にもしっかりと紫外線対策をおこなわなくてはいけないのです。

▼ UV-B

UV-Bはメラノサイトを刺激し、多量のメラニンを生成させる作用があります。UV-Aとくらべてエネルギーが強く、表皮細胞の遺伝子に傷をつけます。これがシミだけでなく、皮膚ガンの原因になります。